2014-01-01から1年間の記事一覧

第333回 リアクション芸人・出川哲朗らの“セクハラ”感覚

「“セクシャル・ハラスメント”について言えば、日本のテレヴィ局は欧米のものよりはずいぶん甘い基準を設けているようだ」という話をします。 * * アメリカに住む日本人の友人に「フィリピンででも、インターネットで日本のテレヴィ番組が見られるはずだよ…

第332回 LA TIMES、NY TIMES の英語

今回も英語に関する話です。 振り返ってみると、わたしのいまの(一般的にはどの程度のレヴェルのものであるかについては、実は自分でもあまり分かってはいない)英語力の基礎を築くのに最も役立ったのは、やはり、新聞 LOS ANGELES TIMES だったと思います…

第331回 Living in Manila with P15,000 income 

マニラ首都圏(National Capital Region)での暮らしを月収15,000ペソで立てるためにはどうすればいいかを提言したこんな記事がありました。15,000ペソというのはほぼ37,500円に当たります(1ペソ=2.5円で計算)。 == Living in Mani…

第330回 筋が通っていない衆議院解散・総選挙

「苦言熟考」はかつて、郷原信郎(弁護士、関西大学特任教授)という人を褒めたことがあります。「筋を通すことができる人物」として。 【第152回付録 「筋を通す」】 2010-03-28 (http://d.hatena.ne.jp/kugen/20100328/1269749663) <「こんな人物が…

第329回 読みやすい  John Grishamの小説

John Grishamの "SYCAMORE ROW" (DELL BOOKS)を数日前に読み終えました。 その前に読んだDan Brownの"INFERNO"の読後感は、【第325回 フィリピンがこんなふうに利用されると…】(http://d.hatena.ne.jp/kugen/20141001/1412115148)に書きましたように、…

第328回 産経新聞と読売新聞、自社の“うそ”は?

<2018年2月8日に追加> 朝日新聞 【産経「在沖米兵が日本人救出」記事を削除 おわび表明】(https://www.asahi.com/articles/ASL2833ZRL28UTIL003.html?iref=comtop_8_07) * 「苦言熟考」は過去に何度も「読売新聞」の社説や記事の書き方、内容など…

第327回 片山氏、ご自身の捏造には寛大で…

“類は友を呼ぶ” 安倍首相に気に入られ重宝されている自民党の女性議員たちが首相並みかそれ以上のウソツキ・オバカサンであるのは、まあ、当然なのでしょう。しかし、それでは日本国民があまりのカワイソウではありませんか。 * * 【片山さつき氏、「御嶽…

第326回  どこが「いわれなき」なのだろう?

“根拠・証拠が示されていないことを事実・真実だと言い募る(詐欺師並みの)才能”が安倍晋三氏を自民党の総裁、そして日本の首相にしていると感じることがしばしばあります。 日本国民にとっては実に不幸なことです。…下の記事を読んでください。 * * 【朝…

第325回 フィリピンがこんなふうに利用されると…

大ベストセラー【THE DA VINCI CODE】の作家DAN BROWNの六作目の小説 【INFERNO】を、発売されて間もないペイパーバック(ANCHOR BOOKS)で、数日前に読み終えました。 読み終えましたが、普通だったら当然そこにあっていいはずの充足感がありません。というよ…

第324回  "I`m from Montreal, Canada."

今回は前々回の「ユタ州 “ノー アルコール” ステイト」の続編です。 9月12日づけで「フェイスブック」(https://www.facebook.com/andy.eguchi)に掲載したもの(英語)を部分的に書き直して掲載します。 * 【My final days in the States -39- Monument…

第323回  “美談”もやはり創られるもの…?

クロアチアのマリン・チリッチに決勝戦で敗れたために、テニスUSオープンでの錦織圭選手の活躍は、惜しいことに、優勝には到らず、「日本人で初めての決勝進出」というところで終わりを迎えました。 * * 錦織選手の奮闘ぶりを伝える記事の一つにこういうも…

第322回 ユタ州  “ノー アルコール” ステイト

兄から預かっていたCDの中にこんな写真がありました。2006年の4月24日の夕ぐれどきに撮ったものです。 さて、この写真はいったい何を写したものでしょう? いえいえ、これは、実のところをいえば、そういう問いかけが似合うような格別な写真ではあ…

第321回 「“正直”辛いことでした」でいいの?

日本語のこんな使い方には感心できません。たとえば「“正直”辛いことでした」あるいは「“原則”買いません」。 「正直」について、その理由を述べていきます。 * * さて、「“正直”辛いことでした」の「正直」はちょうど「“とても”辛いことでした」の「とて…

第320回  「…いて」症候群の蔓延を防がねば

福岡の兄の書庫から借りてきていた本を読んでいたら、興味をそそられる個所に行き当たりました。 日ごろから、たとえばNHK(日本放送協会)の、「…いて」や「…おり」を多用する文体に違和感を覚えていたわたしとしては、そうですね、なんとなくそれに気づ…

第319回 「こう感じろ」と言ったらそう感じろ!

「苦言熟考」は2006年の11月23日にこんなことを書いています。(【第35回 恐怖の<愛国教育>】http://d.hatena.ne.jp/a20e2010/20110722/1311287762) いまでも古びてはいないはずです。長い引用になっていますが、読んでください。 * * <この…

第318回 安倍首相は第一次政権時代にすでに

安倍晋三氏が最初に内閣総理大臣を務めていたころにも「苦言熟考」は、首相を批判するエッセイをいくつも書いています。そのそれぞれが、日本国憲法の破壊=壊憲=に向かって盲進する安倍自民党“ならず者集団”政権の現況を、事実上、“予知”するものとなって…

第317回 アメリカ  “貧すれば鈍する”

“貧すれば鈍する”の意味を「現代国語例解辞典」(小学館)で調べてみました。 〔貧乏になると正しい判断力がにぶる〕と説明されています。 長いあいだ、経済的にも軍事的にも“超大国”として、この地球上で、良くも悪くも、気ままに振舞ってきたアメリカの凋…

第316回 韓国の「漢字排斥」と日本の「憲法破壊」

「苦言熟考」は2014年4月11日に【第309回 いくらなんでも、やり過ぎでは、それは?】というエッセイを書いています。 【韓国アイドルの新曲 日本語使用で「放送不適合」】(ソウル聯合ニュース 2014/04/03) (http://japanese.yonhapnews.co.kr/h…

第315回  石破茂氏の大詭弁 「根本論を抜きにして」

自由民主党の石破茂幹事長という人は、安倍晋三首相に負けず劣らずに、破綻した論理を弄ぶことを得意とする危険な政治家です。当代随一の(と思われる)詭弁愛好者です。“自分のことを省みる”ということを知らない厚顔無恥の詐欺師なのかもしれません。 たと…

再掲載  第17回 こういうのは日本語でどう?

* 必ずしも、マニラ首都圏でのこの夏の猛暑を避けるために、というのではありませんが、日本に帰省しているところです。ですから、今回は、ちょっと怠けて、初期のエッセイの中の一本を再掲載してすませます(ただし、オリジナルにはなかった写真を一枚挿入…

第314回 ちょっとこの写真を見て……

* フィリピンでは4月、5月が真夏です。しかも、この夏の暑さは格別で、ちょっと出会った顔見知り同士の挨拶では、「暑いですね」というような言葉が、必ずといっていいほど、差し挟まれます。 その暑さのせいにして、今回は小振りのエッセイですませます…

第313回  こんな悪文を書いているようでは…

報道機関が、恥ずかしがりもせずに、世に垂れ流しつづけている“悪文”について、また書くことにしました。 “悪文”は、その書き手が論理の上で破綻していることの明確な証(あかし)だと考えるからです。 一つの文の前後を正しくつなぐことができないような粗…

第312回  最初の賛同者は公明党から

「苦言熟考」は2013年2月8日に次のように書いています。 <さて、法律のしろうと・門外漢が日本国憲法を素直に読むと…><第九九条に「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」とあるのに、…

第311回  “違憲状態”を悪用しつづける“違憲”安倍政権

朝日新聞は2013年11月20日に【12年衆院選は違憲状態 最高裁判決、一票の格差訴訟】という見出しをつけた記事を掲載しました。(http://www.asahi.com/articles/TKY201311200295.html?ref=com_top6) <【田村剛】「一票の格差」が最大2・43倍だった昨年…

第310回 とうとう軽い追突事故を

やはり“とうとう”と言うべきなのでしょうね、4月の第一月曜日に、“軽い”追突事故を起こしてしまいました。フィリピンに移住して以来およそ8年。自分の車を駐車場の柱にぶつけたというようなちょっとした“自損”事故はそれまでに何度かあったのですが、相手…

第309回  いくらなんでも、やり過ぎでは、それは?

カリフォルニア州リヴァサイド郡の小さな都市に住んでいたときに、KIMさんというゴルフ友達ができました。アメリカ東部の航空機製造会社で、技術系社員として長年働いたあと、退職者として、西海岸のこの小都市に移り住んで来たのだという、(18ホールを7…

第308回 首相、どんなふうに「歴史の事実に向き合う」の?

空虚な言葉を吐き連ねて、そのことを恥じることがない安倍晋三という人物を首相にしている日本は不幸な国です。 * * 【首相「歴史の事実に向き合う」 アンネの家訪問】 2014年3月24日 東京新聞 (http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK20140…

第307回 フィリピン大学女子ヴァレーボール:優勝したのは

「苦言熟考」は2013年11月30日の【第296回 フィリピン ヴァレーボール 学ばないことには】 (http://d.hatena.ne.jp/kugen/20131130/1385761437) で、フィリピン女子ヴァレーボールの質が過去数年のあいだにかなり向上してきたと述べたあとに、こ…

第306回 そんな二枚舌は通用しません 官房長官

【米紙「安倍首相は南京事件を否定」菅長官が抗議】という記事がありました(2014年3月5日 読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20140305-OYT1T00206.htm) <菅官房長官は4日の記者会見で、安倍首相が南京事件を否定していると報じた米ニュー…

第305回  フィリピン 海外就労と貧困

ウェブ新聞「フィリピン・インサイド・ニュース」(http://www.ph-inside.com/news/)が報じたところによると、フィリピン中央銀行は<2013年度のフィリピン人海外就労者によるフィリピンへの外貨送金額は251億ドルとなり、前年より7.6%増の、同行が統計を…