2019-01-01から1年間の記事一覧
=加州毎日新聞(California Daily News)は1931年から1992年までロサンジェルスで発行された日系新聞です= * 父方の祖母が他界したのは四半世紀も前のことだ。七十二歳だったと思う。 「だったと思う」というのは、それから過ぎた歳月の長さのせ…
自由律俳句という文芸の一分野がある。人によっては<口語俳句>または<一行詩>とも呼ぶ。山頭火、井泉水というこの分野の先達の名は、すでに日本文学史に列せられてもいる。 自由律俳句には、その名のとおり、<きまり>というものがない。五七五の十七文…
== 加州毎日新聞「時事往来」から == 人の価値観というのは傍からはどうも判じにくい。この世にはそれこそ<人の数だけ>価値観があるようだ。 それにしても、腕時計に関する限り、父の価値観はずいぶん控え目だったような気がする。 長年の念願が叶って父が…
こんなふうに国情を憂慮する人物がフィリピンにはまだいます。 さて、日本ではだれが? opinion.inquirer.net www.manila-shimbun.com
・・・恥ずかしながら、日本はとっくにこんな国になり果てています。 「ばれなきゃ何やってもいいんじゃない?!」 「森友・加計? 逃げ切れば勝ちでしょ?!」 www.asahi.com matome.naver.jp www.news-postseven.com www.nhk.or.jp www.nikkei.com www.nis…
まず「ウィキペディア」でヴィン・スカリー氏について予備知識を得てください。 Vin Scully From Wikipedia, the free encyclopedia This article is about the sports announcer. For articles about persons with a similar name, see Vincent Scully (dis…
# これは、安倍晋三が(第一次の)内閣総理大臣だった2007年に書いたものです。 * 安倍首相にいくらか“才能”があることを改めて知りました。…社会のためになるとは、とうてい、思えませんが。 ————– 堂々とウソがつけるという才能です。 饒舌な人は<…
Jeffery Deaver というアメリカの作家の"THE COLD MOON" という刑事・推理小説(HODDER社のPAPERBACK)を最近読み始めました。 その133ペイジで次のような個所に出会い、ふと、1979年の秋の小さな出来事を思い出しました。 `I thought something was …
別宮貞徳(べっく さだのり)という名前の人物を知っていますか? もし<その名前はどこかで聞いたこと(見たこと)がある>という人はいくらか英語に興味がある人で、<その人の本を読んだことがある>という人は、かなりの“英語好き”だと思いますが、さて…
<苦言熟考>(ステアク・エッセイ)では<日本語がおかしくなっている>という趣旨の文章をこれまでに何度か書いてきています。 今回"問題"にしたいのは<"いられる=いらっしゃる"と"おられる">と<"やる"と"あげる">の二つの混同例です。 「わたしの恩…
今回は前回までとは少し異なったやり方で遊んでみましょう。 問題の個所は文庫<下>の384ペイジです。 ジェニファー裁判では陪審の評決がすでに出ており、量刑の宣告を待つ段階になっています。弁護士ライアンとキャシア・ミラーは控訴の準備をしていま…
前回のつづきです ————– 原文(の単語など)を勝手に変えて翻訳する…。 古いところでは日本の古代史学界がありますね。多くの学者が、自分の解釈に合わなければ「魏志倭人伝」でも何でも<ここは、日本にやって来た中国人が勘違いするか、間違ったことを意図…
いやあ<上級篇!!>などと、ずいぶん大きな看板を上げてしまいました。 ———- 今回も材料として<エッセイ31>と同じく「合理的な疑い」フィリップ・フリードマン(延原泰子訳・ハヤカワ文庫)と「REASONABLE DOUBT」Philip Friedman (IVY Book)の二冊 を…
手元に12~3年前に買ったペイパーバックがあります。法廷推理小説<REASONABLE DOUBT> Philip Friedman (IVY Book)です。アメリカで買った本を、長い年月のあと―フィリピンに移ってからでも―まだ持っているのは、その本がよほど好きだからなのだろう、と…
自民党の主要人物、安倍政権の閣僚などから、国民を侮蔑する類の暴言が相次いで発せられています。 なのに、その暴言が当然受けるべき戒め・処罰は、一切、それらの人物に与えられてはいません。 “一強”自民党がいま、全体として(恐らくは、日本の政治史上…
「春秋」(2019/04/02付 西日本新聞朝刊)にこんな指摘がありました。 <令には「巧言令色(こうげんれいしょく)」の用例もある。「令色」とは人に気に入られるよう顔色を飾ること。つまり口先だけ、表情だけを取り繕い内実を伴わない様。昨今の永田町や霞…
コントがこんなに自由に政治家たちをオチョクッテ笑いをとっていた時代があったのに いまは・・・ 忖度。自己規制。圧力。 表現抑圧。 一党独裁の中国並みに不自由で萎縮しきった日本・・・ https://www.youtube.com/watch?v=-ys6sXXnZgc
「こんな人物がまだいるのだな!」と久しぶりに感じた。すっきりした気分になった。 元検事で名城大学教授の郷原信郎氏のことだ。時事通信が少し前に報じたところによると、郷原教授は<民主党から夏の参院選への出馬を要請されたものの、断った>そうだ。<…
日本の女子バレーボール・リーグ(JAPAN V.League Women 2018 - 2019)の試合をときどき(YouTubeで)観ます。 その中継放送ヴィデオを見ていて、些細なことではありますが、ちょっと落ち着きが悪いと感じるところがありますので、今回はそのことにつて書く…
ずいぶん前に書かれた第78回「苦言熟考」を読み返してみてください。 当時の中国政府を批判する言葉の多くが、いまの安倍晋三・自民党政権の不正義・非道を糾弾するものとして使えます。 自由や民主主義ということに関していえば、安倍晋三・自民党政権の下…
<2005年の12月に書いた文章です。事故が起こったのはカリフォルニア州リヴァーサイド郡のヘッメット市内でした> 今回は交通事故にあってしまったという話です。 長い文章ですが、アメリカでの交通事故の処理などに興味がある方は読んでください。 き…
再掲載 第41回 ほとんど“うそつき” 口を開くたびに信用をなくしていく人物が首相に居座りつづけています。それでいいのでしょうか? ———————- “Double Talk” 「あいまいな(つじつまの合わない)話」「いつわりの話」(旺文社 英和中辞典) 「でたらめなこ…
過去の記事から : 自己表現力が不足しているという点では、日本の政界も負けていません。日本はいまだに国際政治というものが分かっていません。勢いが余って排他的な愛国主義に走ってはなりませんが、言うべきことを言わずに相手の顔色をうかがっているだけ…
再掲載 【第43回 「大変申し訳ない】 やはり、その場ししのぎの発言ですよね。 ----- 安倍首相がアメリカのメディアに「当時の慰安婦の方々に人間として心から同情するし、そういう状態に置かれたことに対し、日本の首相として大変申し訳ないと思っている…
安倍晋三が首相の地位にい続けているあいだに、日本は事実上“法治国家”ではなくなっています。 国会(と司法機関)が首相と内閣の下請け機関に成り下がり果てた結果として“三権分立”もとうに死語となっています。 安倍政権は“解釈変更”をごり押しすることで…