2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

第215回 モニュメント・ヴァレーで見た破顔一笑

大リーグのロサンジェルス・ドジャースの実況放送アナウンサー、ヴィン・スカリー氏(1927年生まれ)は、ティームがまだニューヨーク市のブルックリンにあったころ(1950年)にその仕事を始めているそうですから、その専属アナウンサー歴は(信じら…

第214回 <記者団>の無責任と怠慢、そして傲慢

日本の報道機関の質と能力がひどく衰えている−−あるべき姿からは程遠いものになっている−−という趣旨のエッセイを「苦言熟考」は書きつづけています。 その衰えを知るのにいい、最近の例が次の産経新聞の記事(9月12日インターネット配信)です。見出しは…

第213回 「責任回避の楽園」と読売社説

8月14日の読売新聞の社説〔〔戦後66年 政治の「脱貧困」をめざせ〕〕で述べられていることについて書きます。 いま必要だと思われるところだけをここに引き写しますと… <読売新聞の「昭和時代」の連載で、山内昌之・東大教授は「軍人たちは非常に曖昧…

第212回 正しく使われなくなった「確信犯」

多くの人びとに正しく使われていない日本語の一つに「確信犯」があると長く感じつづけていました。「この使い方はこの言葉がもともと定義された意味とは違っている」と思ったことが過去に何度もありました。ずいぶん前から誤用はまれではなくなっていました。…