2016-01-01から1年間の記事一覧
"REASONABLE DOUBT" (Ivy Book)とその日本語版文庫本(出版社と翻訳者の名は伏せておきます)を読んで「はてな?」と感じた個所を順に拾ってみました(改題する際に少し文言を書き換えた個所があります)。 --------------<001> リムジンから黒い人影が降…
今回は2005年に書いた「ステアク・エッセイ=苦言熟考」の【第14回 日本語で大失敗したアメリカ人の話】を再掲載します。 第31回から第34回までの「翻訳はホントウニ難しい」といくらかは関連しているエピソードです。 * * 先日、たまたま一緒に…
「RESONABLE DOUDT = 合理的な疑い」の誤訳(と思われる個所)の紹介をもう少しつづけます。 -------------- 今回は前回までとは少し異なったやり方で遊んでみましょう。 ここで問題の個所は文庫<下>の384ペイジです。 − ジェニファー裁判では陪審の評…
前回のつづきです。 やはり<上級篇>ですね、これも。 -------------- さて、原文(の単語など)を勝手に変えて翻訳する…。 古いところでは、日本の古代史学界がありますね。多くの学者が、自分の解釈に合わなければ「魏志倭人伝」でも何でも<ここは、日本…
<ステアク・エッセイ>第32回として発表したものに少し手を加えてここに再々掲載します。 きょうは<翻訳で遊ぼう 上級篇>という副題をつけておきますね。 * 今回も材料として<エッセイ=苦言熟考32>と同じく「REASONABLE DOUBT」Philip Friedman (I…
フィリピンに移住してから間もない2006年の後半に書いた(と記憶している)<ステアク・エッセイ=苦言熟考>第31回に少し手を加えたものをここに再々掲載します。 ----- ----- 手元に12〜3年前(1990年代の初めごろ)に買ったペイパーバックが…
「読みたくない」社説や記事を書きつづけているのは(第59回・第69回などを再読してください)、実は、読売新聞だけではありません。 産経新聞は、読売新聞以上に、意図的に事実を捻じ曲げて記事を書く“大新聞”らしいのです。 では、産経新聞は、自社の…
兄から預かっていたCDの中にこんな写真がありました。2006年の4月24日の夕ぐれどきに撮ったものです。 さて、この写真はいったい何を写したものでしょう? いえいえ、これは、実のところをいえば、そういう問いかけが似合うような格別な写真ではあ…
2007/12/27 12月27日、読売新聞が「「沖縄」教科書 “政治的訂正”の愚を繰り返すな」と題した社説を掲げました。 <来年度から使用される高校日本史教科書の沖縄戦・集団自決の記述について、教科用図書検定調査審議会は、教科書会社6社から提出されてい…
2007年8月13日月曜日に書いた一文を再掲載します。 「読売新聞」が事実上の自民党機関誌であることを示す例を取り上げていました。 * <これでは民主党に政権担当能力はない、と判断されても仕方がないだろう>というのが読売新聞(2007/8/9)の社説の書き…
文章を追加することで、第111回の‘再掲載’を“第374回”に‘昇格’させました。 * いまの日本は“反知性主義”に牛耳られている、と憂える論者が少なくないようですね。 安倍晋三首相とその政策・信条を盲目的に支持する者たちがその“反知性主義”を代表して…
2006-11-23 ステアク・エッセイ =35=の再掲載 黙っているときではないかもしれませんよ * NHKの番組「クローズ・アップ現代」をマニラのケイブルテレヴィでも見ることができます。 − この番組で先日、恐ろしいものを見てしまいました。初めのうちは、気…
「苦言熟考」は2013年11月20日に【第295回 特定秘密保護法 “違憲状態”のくせに?】と題した文章を掲載しています。 あの日からあとも、衆議院と参議院の“一票の格差”をめぐる裁判では、現状は「違憲」または「違憲状態」であるという判決が相次いで出され…
日本国憲法 第九章 改正 第九六条【改正の手続、その公布】1 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれ…
* 日本人が全体としてはいかに“正確な情報を伝える(得る)”ということに無頓着(無神経)であるかが、参議院議員選挙の投票日を数日後に控えた今日(7月6日)、【改憲勢力3分の2強まる 自民60前後、参院選終盤情勢】(東京新聞 2016年7月6日 h…
参議院議員選挙の真っただ中です。 自民党と公明党は主として「アベノミクスの是非を問う」として、その政策の(現実にはまったく達成していない、つまりは、嘘の数字を並べ立てた)“成果”を強調しています。一方で、あらゆる言説を尽くして「憲法改正はすぐ…
「苦言熟考」は二年ほど前に、こんなことを書いています。 【第313回 こんな悪文を書いているようでは…】 2014-05-21 (http://d.hatena.ne.jp/kugen/20140521/1400616891) <報道機関が、恥ずかしがりもせずに、世に垂れ流しつづけている“悪文”について…
The Huffington Post は【「リーマンショック前と似ている」 安倍首相の見解に批判の声も】と題する記事(執筆者:安藤健二 2016年05月27日 http://www.huffingtonpost.jp/2016/05/26/lehman-shock_n_10156996.html)で<G7首脳会議(伊勢志摩サミット)で、…
日本の政治にいくらかでも関心を抱く者なら、最近、どこかでこのような記事を目にしたはずです。 たとえば、朝日新聞にはこう書いてありました。【安倍首相、改めて憲法改正に意欲 消極的な野党を牽制】 河合達郎 2016年4月29日21時48分 (http://www.asahi.…
2013-02-08 【第267回 文言の“削除・改変”は不可 “追加”は可】 * 日本国憲法 第九章 改正 第九六条【改正の手続、その公布】1 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければなら…
2013-05-30 【第278回 憲法改変草案 自民党の正体】 * 2013年5月11日の共同通信香港発の記事にこういうものがありました。 <11日付の香港各紙によると、中国当局はこのほど、北京や上海の大学に対し、「報道の自由」や「公民権」、民主や人権の尊重を…
2016年4月21日午前に、「国境なき記者団」「ベンジャマン・イスマイール」「デービッド・ケイ」「報道の自由度」などの文字を「YOMIURI ONLINE」の「記事検索」に打ち込んでみましたが、すべてが「(たとえば、報道の自由度に)一致する情報は見つか…
「朝鮮日報/朝鮮日報日本語版」(記事入力 : 2016/04/09 08:27 : http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/09/2016040900464.html)がこんなことを書いていました。 <2世・3世は、先人の積み重ねたものを生まれながらに受け継いだ人々だ…
安倍晋三首相が持ち前の“狂気”の度合いをますます増大させています。 きょう現在でいえば、もっとも“ありえる”と大方に見られている、首相の“狂気”が向かう先は、≪この夏に(圧倒的に与党に有利だとされる)衆議院と参議院の同日選挙を行って、野党をさらな…
安倍晋三首相と自民(および公明)党は、「(この案件については、国民の理解が得られるように)丁寧に説明していく」と公言しながら、実際には、“丁寧に”どころか、議論の場から逃げつづけて“雑に”さえ説明しないところを彼らの顕著な特徴としています。 そ…
こういうニュースがありました。 【弥生時代の国内最古級すずり出土 倭人伝の記述裏付け 糸島市 [福岡県]】 西日本新聞(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_toshiken/article/227991 2016年03月01日19時54分 更新 03月02日 02時07分) <福岡県糸島市教育…
1995年から96年にかけて一篇の小説を書いたことがあります。 友人のビジネスを助ける形で、日本との間を行きつ戻りつしながらも合わせて半年間ほど滞在したマニラでの体験を基にして創り上げた物語です。 まずは英語で書き上げました。英語はマニラで…
かつて「問題は、事実を踏まえず、相手のことを考慮しない、その場の“ウケ”だけを狙う、渡辺氏の粗雑な思考法だ」と書いたことがあります(「時事往来 1988年8月11日 【渡辺式思考法】 http://d.hatena.ne.jp/ourai09/20090415/1239749274)。 ここで…
=加州毎日新聞(California Daily News)は1931年から1992年までロサンジェルスで発行された日系新聞です= * 幼稚園は佐賀で通った。戦後間もない一九五〇年代の初めのことだ。 佐賀県庁の役人だった父が官舎住まいを始めることになり、家族は佐…
=加州毎日新聞(California Daily News)は1931年から1992年までロサンジェルスで発行された日系新聞です= * 原稿はワープロで書く。日本語をローマ字で打ち込み、漢字・平仮名などに変換する。 日本語には、主として母音が少ないために、同音“異…