【第372回 日本を中国・北朝鮮にさせない選挙】

  参議院議員選挙の真っただ中です。
  自民党公明党は主として「アベノミクスの是非を問う」として、その政策の(現実にはまったく達成していない、つまりは、嘘の数字を並べ立てた)“成果”を強調しています。一方で、あらゆる言説を尽くして「憲法改正はすぐにできることではない」といった“本意隠し”を徹底させながら……。
  一方の野党側は「憲法改悪を阻止する」ことを主眼として与党に対抗しています。
  それはそれで正しいのですが、……野党ボケが極まった戦術だと思いませんか?
  「憲法改悪を阻止する」?それだけ?
  こんな抽象的な主張で何が有権者に伝わるのでしょう?
  与党側のキャンペインの嘘を鮮明にあばく主張でなければ野党側はこの選挙に勝つことができないでしょう。
  ですから、野党側は声を大にしてこう叫ぶべきだと思います。
  自民党に「大日本帝国を復活させてはなならい」「中国や北朝鮮のような国に日本をさせてはならない」
  こう主張することでこの選挙の争点が明確に定まります。そうすることで、与党側の常套手段である“曖昧化作戦”を打ちこわし、有権者の理解が得やすくなります。
  憲法改悪のための法的手続き論などは、この選挙キャンペインには不要です。
               −
  【第356回 安倍政権は日本を中国・北朝鮮にしてしまう】(http://d.hatena.ne.jp/kugen/20151101/1446326107
  <一政権が“やっていいこと”と“やってはいけないこと”との区別がつけられないまま“日本の大日本帝国化”に向かって暴走する安倍晋三自民党政権は、同時に“日本の中国化・北朝鮮化”を推し進めているのだ、と「苦言熟考」は述べつづけています> <国の基幹であるべき“日本国憲法への冒涜”“立憲法治主義・民主主義・国民主権の否定”、「亡国好戦法」による“日本の軍事国家化”、「特定秘密保護法」を梃子にした“国民の知る権利の蹂躙”、人脈・人事権を悪用した“放送・報道機関への締めつけ”、教育(行政)・公共機関などへの“一方的な価値観の強権的な押しつけ”、政権・与党を利するための“露骨な予算・カネのばら撒き”、財界の意を汲んだ“原子力発電所・武器の積極的な輸出”、沖縄県民の民意を完全に無視した米軍基地移転……>
<まっとうな政治が絶対にやってはならない=筋が通らないあらゆることを安倍・自民党政権は平然としてやってのけています> <自民党自体が長年にわてって“禁じ手”としてその使用を避けてきた手法を、なりふり構わずに、駆使して> <中国の共産党北朝鮮労働党、その他の独裁国家の“恐怖政治”を崇拝しているとしか思えない凄まじい傍若無人ぶりぶりで>
               −
  【第350回 自民党の「常識」は国民の非常識】 (http://d.hatena.ne.jp/kugen/20150811/1439245603
  <そうそう、高村・自民党副総裁の先の「自分は日本の憲法学者のだれよりも憲法を勉強している」という趣旨の断言も、冷静な"常識"の鏡に写してみれば、なんの根拠も証拠も示されていない、ただの妄信でしかありませんでした> <いまの自民党とその党員たちが、その手の妄信にどれほどひどく頭脳を侵されているかを最大限に体現しているのが高村副総裁です>
  <いまの自民党に「人柄が信頼できる」党員はいったい何人残っているのでしょう?> <のぼせ上がりの自己陶酔者集団> <聞く耳待たずのならず者集団> <大日本帝国への回帰を夢想するカルト集団> <アメリカへの無条件追随を"愛国の証"だと信じる卑屈な亡国者集団> <平和主義・国民主権立憲主義を否定して日本の中国化、北朝鮮化を押し進める狂信者集団> <「人柄が信頼できる」党員なんぞは皆無に近い--という印象を、日本国民の大多数が抱き始めているはずです>
               −
  【第348回 安倍首相 自分の大嘘に自己陶酔する偏執者】(http://d.hatena.ne.jp/kugen/20150713/1436736144
  <「日刊ゲンダイ」だけではありません。それが誰によって発せられたものであれ、自分へのまっとうな批判には反論できずに、それをただただ敵視するしかできない、そんなすこぶる貧弱な頭脳しか持ち合わせていない卑怯者なのです、安倍首相は>
  <オリンピックを招致したいと思いついたら、全世界に向かってさえしゃあしゃあと大嘘をつく人間なのですよ、安倍首相は。そんな人物が、いま国会で審議されている「亡国好戦法案」に関してだけは、国民に向かって誠実に真実を語っていると思えますか?> <平然と嘘に嘘を重ねていれば、それがいつかは真実だと思われるようになる…。安倍首相の座右の銘はそう刻まれているに違いありません>
               −
  【第304回 「われ」しかない“最高責任者”】(http://d.hatena.ne.jp/kugen/20140221/1392933470
  <たとえば、安倍首相は先日の国会答弁で次のように語っています> <「(憲法解釈の)最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任をもって、そのうえで私たちは選挙で国民の審判を受ける。審判を受けるのは、内閣法制局長官ではない。私だ」(東京新聞)> <どうです?国にどんな憲法があろうと、最高責任者として俺にはどんな解釈でもできる!> <憲法とは何か、立憲主義とはどんなものであるかについて完全に無知である自分を恥じることもなく、平然とそう言い切っているのですよ、安倍首相は!> <こちらはどうです?「(憲法は)国家権力を縛るものだという考え方があるが、それはかつて王権が絶対権力を持っていた時代の主流的考え方」> <安倍首相のこの主張は世界中の良識ある人びとに嘲笑されているいるはずです> <絶対王権がなくなったいまでも、民主国家が憲法を定めているのはなぜ?> <「国家権力を縛る」憲法を制定しておかないと、国家というものは、たとえそれが民主主義を標榜していようと、国家である限りは、「権力から遠い者=民衆を縛る」方へ政治を傾けかねない、ということを人類が学んできたからでしょう?> <戦地に派遣した300万人以上ともいわれる日本人のほとんどを無残にも“餓死”“傷病死”“玉砕死”させたあの“大日本帝国の“栄光”を取り戻したい一心で「民衆を縛る」方へと政治の舵取りをつづけている安倍首相と首相の周辺だけがその危険から意図的に目を背けているのです> <つまり、安倍首相がなりたがっているのは、ほかでもない、“日本の習近平”あるいは“日本の金正恩”だということなのですね> <安倍首相といまの自民党ががむしゃらに自らのものにしたがっているのは中国や北朝鮮並みの“独裁政治”なのです。安倍首相の一連の発言からは、そうとしか考えられません> <数や力を背景に自分の意思や望みを押し通すという安倍首相の手法=手口は、ほとんど、独裁政治家あるいは暴力団のものです> <そんなことに気がつかない(ふりをする)危険人物を日本は首相にしています> <安倍首相は初めから「われ」しかない、自分の「外」が見えない人物なのですよね> <視野が異常に限られた、そんな人物を日本人は首相にしてしまっています。その結果として、国の進路を誤ろうとしています> <何度でも言います。「そのことに国民がいつまでも気づかなければ……」>
               *     *