2011-01-01から1年間の記事一覧

第195回 東京電力の“想定外”は責任逃れ

神戸大学の石橋克彦教授が「石橋克彦 私の考え」というサイトを開いています(http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/)。 その中の大震災以後<第14回>「原発震災 破滅を避けるために」(1997年10月)に石橋教授は、通産省(当時)が…

第194回 WISE GUY だらけの日本

英語に WISE GUY という言葉があります。WISE とあっても誰かをほめるためのものではなくて、普通は「知ったかぶりをする人」(英和中辞典 旺文社)という意味で使われます。WISEACRE もほぼ同じで「利口ぶる人」「もの知り顔をする人」(同)という意味です…

第193回 ジョシをいじめるとこうなる

=東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りします= 2011年2月27日に朝日新聞は<<二・二六事件と財政―高橋是清に何を学ぶか>>と題する社説を掲載しました。 帝国陸海軍の専横に抵抗しようと努めた高橋を読者に紹介する社説なのですが、こ…

第192回 小沢さん、鳩山さん、もう消えてください

いまの日本を代表すると思われている“大物政治家”のうちの二人がこれですからね。 日本が良くならない理由が自ずと理解できますよね。 「二人」って?いえ、「これ」に該当するのはこの「二人」だけではりませんが、ここで言おうとしているのは、民主党の小…

第191回 「ジョシ虐待」 再び

NHKの「ジョシ虐待」がますますひどくなっています。 助詞、いわゆる「テニヲハ」を省略することでNHKは、日本語を貧しくしつづけています。そのNHKに倣って助詞を省いた形で思考する日本人の頭脳を限りなく劣化させています(いえ、実は「ジョシの…

第190回 健在 “壊し屋”

<会派離脱願16人、菅政権に「見切り」>(YOMIURI ONLINE 2011年2月17日13時38分 読売新聞) <民主党の小沢一郎元代表に近い同党の比例単独衆院議員16人が17日、岡田幹事長あてに衆院会派からの離脱願を提出したことで、民主党内では、小沢元代表が…

第189回 日本の低迷はつづく

日本の政党や政治家たちはなぜこんなにも能天気なのでしょうか? 報道機関はなぜこんなにも無能なのでしょうか? いえ、そもそも、日本国民は長期的な視野を持つことがなぜこんなにも不得手なのでしょうか? いまちゃんと見据えなければならないことが日本人…

第188回 審議拒否は税金泥棒

与党時代の、特にその最後数代の首相時代の、自民党の政治力(政権担当能力)の低下ぶりは目を背けたくなるほどひどかったのですが、そこから心配されたとおりに、野党になってからのそれ(野党力)も惨憺たるものであることが、時が経つにつれて明らかにな…

第187回 都知事、ぜひ引退を

日本人がすべて石原慎太郎東京都知事のように物を考え始めたら日本も終わりだ、と前々から感じていました。 「たちあがれ日本」の共同代表、与謝野薫氏が民主党政府に参画するつもりで離党届を1月13日に出したことについての石原氏のコメントを読んで、こ…

第186回 なんで「行かす」「食べさす」なの?

日本放送協会(NHK)は、ここ数年間についていえば、かなり優れたドキュメンタリーを制作していると思います。大東亜・太平洋戦争の真実に迫ろうとするいくつかの番組には特に感心させられたものです。 そのNHKが一方で日本語を破壊しつづけています。…

第185回 鳩山さん 無責任男はもういらない

新年早々に、否定的なことは述べたくないのですが…。 昨年の日本の政治状況は「思い出すだけでもうんざりさせられる」ほど劣悪なものでした。 それほど劣悪になってしまった要因を改めて考えてみますと…。 与党と野党とを問わず、大方の政治家が「日本国民の…